バイヤー中村、一人旅の裏側 / 後編

 

一人旅の食事 事情
 

ヨーロッパで美味しいものを色々
食べられていいですね、と
お言葉を頂くことが多いのですが
実際にはちゃんとしたレストランで
食事をするのは一度の出張で
一回くらいのお話です。
(ブランドからご招待頂いたり
同業の方と会食をする形で)

 


過去に父と来ていた頃は社会勉強で
色々なレストランに行っていました
が、一人旅だと自分の身は自分で
守る必要があるため、そうそう
夜に出歩くことはいたしません。

 

そもそもが、
一日中展示会会場を歩いたり、
ショールーム巡りあちこち移動、
商談でへとへとになってホテルに
帰るので、外に出る元気も気力も
ないことも多く…。

 

 

「とにかく早く食べて早く
寝たい!」という時は、近所の
スーパーで買った生ハムや総菜を
部屋で食べたり、日本から
持参したものでさっと済ませる
ことが大半です。

 

スーパーで売っていた日清の焼きそば。
日本では見かけぬパッケージでした。

 

 

体力にゆとりがある時は、
トラットリアに。

ミラノでは常宿の真隣にランチ
からタイムから夜までずっと
営業しているお店があるので
大抵はそこに駆け込みます。

 

女性の一人旅という事で外では
アルコールを飲まないように
心がけておりますが、この店は
さすがに徒歩10秒の距離なので
グラスワインなど…。

一人では沢山の種類を
食べられないのが辛いところ。

 


ブランドとの会食時は20時
スタートが珍しくなく、食事が
終わってホテルに戻るのが
24時過ぎということもあります。
 

山の上のガーデンレストランで…
という食事の際には途中で花火が
始まり、頭の上に花火の燃えかすが
落ちてきたりして、なかなか無い
体験をさせて頂きました。
(帰りのタクシーを待つだけで
1時間かかったのも初めて)

 

 


ショールーム巡りは
持久戦

さてここからはいよいよ
商談の舞台裏を…
 

ミラノでは、多くのブランドが
ショールームを構えています。

 

こちらは高級ホテルの地下に展開されている
ステファノリッチのショールームの一角。
(日本には同社の代理店があり、その代理店の
方針により基本的にネクタイ中心の展開と
なっています。バッグ類の取り扱いはございません)


スペースが限られる見本市ピッティ
と異なり、ショールームではその
ブランドの世界観や最新のアイテムが
あますことなく展示されています。 

 

また、基本的に予約制なので
ピッティの中のブースのように
サンプルがあちらのテーブル、
こちらのテーブルと行き交う事も
なく、落ち着いて商品を見ることが
できるのも魅力。

 

基本的にはどのブランドの
ショールームでも流れは同じで、

 

事前にアポイントを取って訪問

サンプルの中から「これは」
という品を選ぶ

そのアイテムの価格やミニマム
(最低限この数は発注しないと
いけない、というロット数)を
確認

色見本や素材見本をチェックする

サイズや注文する点数を決める

 

という作業になります。

 

文字にするとシンプルですが、
膨大な量のサンプルと、それに
伴う生地見本、色見本を
チェックしていくのは、
なかなかの作業量です。 

 

例えばZILLIのジーンズでも、
こうしてディスプレイされている
サンプル(これでも一部です)の
中から「この形が良さそう」と
思うものを選び、

 

分厚い生地カタログ帳の色)に
するかセレクトします。

 

その上で、「レギュラーフィット」や
「タイト」などのシルエットを選び、
「ではこのモデルの46サイズと、
48サイズと…」と決めていくという
流れです。

 

ブランドによっては、「ではこの
カシミヤのニットブルゾンを」
という話になった時にこれだけの
色見本を「さあ、どうぞ」と
見せてくることも…。

 

ちなみに、先述の通りオーダーの
際には
「最低限、同じアイテム(色)で
この枚数は作ってね」
というミニマムがあるので、
「この色は珍しい!」と思っても
そのミニマムを満たす枚数を売る
ことが出来るか…は
また別の話になります。
この点、いつも熟考が必要です。

 

わたくしどもの場合は、最高級の
品を厳選、そして何より、お客様の
お顔やお好みを思い浮かべつつ
発注するため、作業に多くの時間が
かかります。

 

だからこそ、本店でも取り扱いが無い
特別なアイテムが出来上がることと
なり、そこがわたくしどもHIKOの
大きな特徴でもあると捉えています。

 

 

 

熊本弁で独り言

フランス ブランドのZILLIは、
最も発注に時間を要します。
朝一番のアポでショールームに
入り、終わるころには日が傾いて
います。

 

長丁場なので、食事もその場で。

 


ZILLIではショールームの中に
食事を用意して下さるスタッフの
方々が常駐しており、ランチの
時間になると天気が良い時はテラスに
出て、おいしいお料理を楽しむことが
出来ます。

 

ワイン好きのHIKO担当スタッフ
フランクさんも、仕事中は
ノンアルコール…。

 

タイミングによってはロシアや
アメリカなど他国から来た他の
バイヤーたちも交えての食事と
なり、会話中は英語、フランス語、
ロシア語、イタリア語が賑やかに
飛び交います。

 


わたくしはいつも商談は英語で
行います(使うフレーズや
単語が毎回ほぼ同じなので
その辺りはマスターしました)
が、商談以外の話題や表現に
ついては堪能ではないため、
雑談が盛り上がるランチタイムは
いつも一人でバベルの塔状態に…。

 

一度、日本で店を守っている父に
そのことをLINEで実況したの
ですが、その時返ってきた答えが

 

「熊本弁で独り言でも言ってみるタイ」

 (熊本弁で独り言を言ってみてはどうだろうか、の意)

 

でした。

 

さすがにそれを実行する勇気は
ありませんでした…。

 

時々商談に乱入してくる、ZILLIの会長
シュメールさん。お付き合いが長いので
いつも気さくに「パパは元気かね?
こちらの滞在で不便はないかな?
ところで今日はどれくらい発注した?
(最後が一番重要らしい…)」と
声をかけてくださいます。

 

 

最終日には特別な
体験を

 

前編にも書きましたが基本
出張はあくまで「仕事の旅」
なので経費はなるべくかけずに、
というスタンスです。ですが
最終日のホテルと帰りの飛行機は
自分の見識を広げるために
良いランクのものを利用します。

 

特にホテルについては、
なるべく様々な雰囲気の宿を
その時その時で選ぶように
しています。

 

体験を重ねてみると、
同じ5つ星のカテゴリーに入る
ホテルでも、部屋のコンセプトや
スタッフの方々の対応、
感じられる香りまで様々という
事が分かりました。

 

 

洗面スペースだけに着目しても、

 

こちらはモダンなアルマーニ。
落ち着いたモノトーンカラー、
装飾をそぎ落した内装、全てに
おいてアルマーニの世界観が
表現されていました。

 

こちらはプリンチペ ディ
サヴォイア。細かなモザイク
タイルの装飾や柔らかな家具の
曲線、そして優しい色使いが
印象的。

 

同じ洗面スペースという
カテゴリーでもこんなに
雰囲気が違っていて、
とても興味深いです。

 

 

これは何でしょうか…?

プリンチペ ディ サヴォイアでの
朝食。美味しそうな果物や
パン、お料理が並ぶ一角に謎の
器材が…

 

これは一体…?と思って近づくと
 

蜂の巣から直接はちみつを
取り出せるようになって
いました。

これにはちょっと驚きました。

 

 

サヴォイアでの滞在では毎回
素晴らしい体験をさせて頂いて
いますが、中でも特に印象に
残ったのが同じく朝食時の事。

 

食後のお茶を飲んでいると
スタッフの方がやってきて
「何か新聞はお読みに
なられますか?」と声をかけて
くださいました。

 

「どうしようかな」と一瞬考えて
いたところ、

 

「わたくしどもの新聞には
良いニュースしか載って
いませんよ!」

 

と、にっこり。

 

もちろん、実際にはそんなことは
無いのですが、その言い回しが
素敵で

 

「じゃあ、その新聞を!」と
こちらも笑顔になりました。

 

会話のない一人旅、一人の食事も
こうしたあたたかいおもてなしを
頂くことで楽しく過ごすことが
出来ています。

 

そうした心遣いを、普段の
自分の仕事にも…と良い学びに
なりました。

 

 

頼もしい相棒

旅のお供は、
堅牢なカーボンファイバーの
ボディと、氷の上を滑るように
なめらかに動く車輪を備えた
テクノモンスター社のキャリー
バッグとスーツケース。
指一本で動かせる駆動力は、
手ぶら感覚の旅を実現してくれます。

 

初めてチェックインするホテル
でも、圧倒的存在感を放つので
スタッフの方々の印象に残りやすく
「なんて素敵なスーツケース!」と
声をかけて頂く事も多く…。

 


お話が盛り上がって「せっかくなので
ご予約より良いお部屋へどうぞ」と
いう思いがけず嬉しい体験もありました。  

 

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さて、ここまでわたくしバイヤー
中村の一人旅の舞台裏を
ご紹介して参りましたがいかが
でしたでしょうか。

 

なかなか自由に海外へ出かける
ことが出来ない昨今、
ちょっとした旅気分を、そして
バイヤー気分を味わって頂ければ
幸いです。

 

そして、わたくしども銀座HIKOに
並ぶ品々がこうしてオーダーされた
ものだということを感じて頂ければ
と存じます。

 

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