2025年の成人式は
1月13日です。
このブログをご覧下さっている
方の中にはご家族がお式に
参列するという方もいらっしゃる
のではないでしょうか。
わたくしどもにも、
「当日締めるネクタイを」という
ご本人様、
そして「成人する我が子への
贈り物として」、とご家族が
特別な一本をお求めにご来店
されることがございます。
一生に一度の大切な晴れの日。
そんな特別な場面でお召し頂く
品をわたくしどもの店でお選び
頂けることは、とても喜ばしい
事です。
The Coming-of-Age Day on January 13th is a special occasion, and many come to our store to find the perfect tie for the celebration.

とても印象深く思い出すのは、
8年程前の一人の大学生の
お姿。
わたくしどもがまだ銀座に店を
出して間もない頃、その青年は
やってきました。
「こちらのお店でとても良い品を
扱っておられるとネットの記事で
拝見しました。まだ学生なので
買い物は出来ませんが、商品を
見せて頂いても良いでしょうか」
と。
東京での知名度ゼロで
スタートしたわたくしどもの店。
若い方がお越し下さるだけでも
大変珍しいことでしたが、
そのようなお言葉を頂ける
とは夢にも思わず…。
「どうぞ!」とお招きし、様々な
お品をご覧頂きました。
それからその青年は、
ほぼ毎週土曜日に足を運んで
下さるようになりました。
最初の言葉の通りお買い物は
されないものの、ひとつひとつの
品をじっくりとまるで名画を鑑賞
するように…。
商品を手に取る際にも、
「触っても大丈夫でしょうか」と
必ず声をかけてくださり、
宝物に触れるようにそっと
優しく指先を伸ばしては
「カシミヤってこんなに柔らかい
ものなんですね」
「このシルクはどうしてここまで
滑らかなんでしょうか」と
お尋ねになります。
好奇心と敬意が溢れる
まなざしでした。
Eight years ago, a university student visited us, inspired by an online article about our store.
He visited weekly, admiring our items with respect and curiosity, though he didn’t purchase anything.
そして数か月たったある日の事。
「成人式で締めるネクタイを
こちらで見繕って頂きたい」と
仰いました。
ネイビー系のスーツで、シャツは
このようなもので、とご説明
下さりそれを基に
「ではこのようなネクタイは
いかがでしょうか」とご提案するも
「どれも良すぎて決め難い…」
と、天を仰がれ
そして意を決したように
「成人式当日の朝、ここに
スーツとシャツを着て来ます。
その姿に合うネクタイを選ばせて
もらえないでしょうか」
と頭を下げられたのです。
これには思わず「えっ」と
驚きの声が出ました。
電車に乗って来られる距離の
お住まいです。
店の開店時間に合わせて対応
していたら到底成人式には
間に合いません。
「営業時間外ですので…」
とお断りする選択肢もありました。
ですが、何度も足を運んで
下さってわたくしどもの店で
名品との出会いを心から
楽しんでいらっしゃった
青年の、一生記憶に残る
成人式のネクタイです。
では、当日の朝、
お待ちしております。
とお答えいたしました。
One day, he asked for a tie for his Coming-of-Age Day and requested to choose it on the morning of the ceremony. We agreed to accommodate him early.
そしてその言葉通り、
成人式の朝、その方は
真新しいスーツとシャツに
身を包みご来店されました。
わたくしどもがお勧めしていた
数本の候補のネクタイを
鏡の前で胸元に当てながら
「よし、これにします!」
とご決断。
その場でそのネクタイを締め、
では、
行ってきます!!!
と元気よく飛び出して
いかれました。
その姿のまぶしかったこと。
時間外に店を開ける、
しかもネクタイ一本のために。
「コスパ」「タイパ」重視の
方からすればわたくしどもの
商いはナンセンスなものかも
しれません。
ですが、
お式ではきっと、ご家族や
お友達と記念のお写真も
撮られたことでしょう。
何年経った後も、その写真を
眺めながら
「あの朝、
ネクタイを買うために
銀座に走ったんだ」
と懐かしく思い出されるに
違いありません。
誰かの心の中に、思い出に
わたくしどもの居場所が
出来る。
なんと光栄で、有難い事でしょうか。
その青年はご自身のネクタイ
だけでなく、数年後ご令弟様の
成人式の折にも
「兄として良いネクタイを弟に」
とわたくしどもの店で記念の
品をお選び下さいました。
On the day, he came in early, chose a tie, and left for his ceremony with bright enthusiasm. It was a proud moment.
そして、8年の時を経てご結婚。
披露パーティーのではなんと
わたくしも「お祝いのスピーチ」
という大役を仰せつかりました。
当日、
あたたかい心が溢れる素敵な
お式でマイクを握らせて頂いた
瞬間、あの日の出会いが
この日の喜びに繋がっていた
のだという思いがこみ上げて…
目頭が熱くなるのを感じました。
一生の思い出を頂戴したのは
私どもの方です。
前回のブログでも同じことを
綴っておりましたが、お客様や
作り手の方のために最善を
尽くすことが巡り巡って自分の
喜びに繋がっていくことが
感じられました。
Years later, he invited us to give a speech at his wedding—a touching reminder of how our connection grew over time.

贈り物であっても、ご自分の
ためのものであっても、
何かを身に着ける時そこには
特別な意味や想いが宿る
瞬間があります。
その瞬間瞬間のその方の
心を映し、表現する鏡の
ようなもの。
胸に秘めたものを外の世界に
放つ扉のようなもの。
たかがネクタイ、と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが
わたくしどもはその一本が
「人生を変えうるもの」だと
考えています。
だからこそ、身に着ける方に
心から喜んで頂ける、
ご満足頂ける一点をお選びする
お手伝いに、わたくしどもは
全力を注ぎます。
A tie may seem simple, but it can carry profound meaning, which is why we give our all to each one.
Wearing an item often carries special meaning—it reflects one’s heart and serves as a gateway to the world.
This is why we dedicate ourselves to helping customers find a tie they’ll truly cherish. Please visit Ginza HIKO for your special tie.
特別な品をお探しの折には
是非銀座HIKOへ
お立ち寄りくださいませ。
わたくしどもが自信をもって
お勧めするネクタイはこちらの
ページにてご覧頂けます。
Explore Ginza HIKO’s recommended ties on our website. We look forward to helping you find your perfect tie.
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